歯を失った方の治療
虫歯や歯周病、さらには事故で歯を失った場合、そのまま放置しておくことは大きな問題です。噛み合わせが悪くなるだけでなく、残っている歯の並び方も悪くなってしまうからです。
歯を失った場合の治療にはどんなものがあるのでしょうか。当院で行っているブリッジと入れ歯とインプラント治療におけるメリット・デメリットについてご紹介しましょう。
入れ歯のメリット・デメリット
メリット
- 安全に治療ができる
入れ歯の治療のほとんどは、口の外で行われます。医療事故を心配することなく安心して治療をうけることができるでしょう。 - メンテナンスが簡単
入れ歯は取り外して洗浄できるので、磨き残しがなく、口臭の原因を防ぐことができると考えられはします。
デメリット
- 噛む力が弱くなる
天然歯に比べると、食事の際の噛む力は1/4程度になります。好きなものが食べられなくなる場合があるでしょう。 - 痛い・外れやすい
入れ歯があっていないと、口の中でズレて痛みを感じます。また、話しているときに外れてしまうということもあります。 - 異物感がある
特に保険治療でつくれる入れ歯は大きく、異物感を感じます。慣れるまではかなりの不快感を伴うでしょう。
入れ歯の料金
※以下の入れ歯は自由診療です。
金属床義歯 | 330,000円(税込) |
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ノンクラスプ義歯 8歯以下欠損 | 154,000円(税込) |
ノンクラスプ義歯 9歯〜14歯欠損 | 220,000円(税込) |
ブリッジのメリット・デメリット
メリット
- 入れ歯より安定感があり、噛みやすい
ブリッジは、健康な歯を支えにして固定されています。取り外すことができないのでズレにくく、入れ歯よりも食事がしやすいでしょう。 - セラミック素材であれば見た目にもきれい
ブリッジの素材は金属以外にセラミック素材を選ぶことができます。本物の歯と見分けがつかないくらいきれいな仕上がりを期待できます。
デメリット
- 健康な歯を削る必要がある
ブリッジは、健康な左右の歯を削り、装置を被せて固定します。何の問題もない歯を削るというのはデメリットといえるでしょう。 - 支柱歯にかなりの負荷がかかる
歯をくいしばったり、食べ物を食べたりしていると、人工の歯にかかる力が左右の歯にも及びます。最小でも3本の歯で受け止めていた力が2本にかかるわけですから、健康な歯にかかる負荷が増えてしまいます。 - 人工歯に汚れがたまりやすい
ブリッジの人工歯は、歯肉から生えているわけではありません。少し浮いているために、どうしても下側に汚れがたまってしまいます。これまでよりも念入りに掃除をしておかないと、虫歯や歯周病の原因になります。