虫歯治療・予防治療・歯周病

虫歯治療(一般歯科)

当院での虫歯治療

虫歯治療

虫歯の治療は、進行状況によって変わります。歯の一番外側にある「エナメル質」だけが溶けている段階であれば、フッ化物を塗って歯を強化するという治療や、歯科衛生士による歯磨き指導を行います。 そしてエナメル質の内側「象牙質」まで虫歯菌に侵されていると、細菌に感染している部分を全て除去。その後は削った部分に金属やプラスチックの詰め物あるいは審美的なセラミックを入れ、再び感染しないように治療します。 そして虫歯がさらに進行し神経にまで達すると、痛みを強く感じることとなります。この段階まで虫歯が進行してしまった場合は、神経を取り除く治療を選択しなくてはならないのです。 このように虫歯菌は段階を踏んで歯を侵食していくことから、従来は虫歯を取り除いて詰め物をすることが治療の主流となっていました。しかし現在は、次に述べるように虫歯を作らないための「予防治療」に重点が置かれています。 当院でも治療を終えた患者さんに対しても、予防治療を徹底しておりますので、一緒に歯を守っていきましょう。

予防治療

予防を最重要視している歯科医院

優れた診療は重要。が、再発しないためには予防やメンテナンスも同様に大切。そこで個人のリスクに応じた予防プログラムを提案。「かかりつけ強化型診療所」に当院は認定され(全国で15%)、毎月、歯周病予防口腔清掃を健康保険で行えます。虫歯や歯周病は予防と生活習慣改善が鍵となる病気。30年間も予防とメンテナンスに通ってくださる患者さんも少なくありません。治療後もあるいは治療の必要がない方も、予防的に当院へ通う素晴らしさをご経験ください。

大人の方の定期検診

  • 大人の方へ

    1ヵ月から3ヵ月に1度のペースで定期検診を受けていただくのが理想的です。虫歯・歯周病チェックから始まり、歯石除去、PMTC(プロフェッショナルクリーニング)を行います。歯を強くし、虫歯を防いでくれるフッ素を塗布しています。正しい磨き方、おすすめのケア用品などについてもお気軽にお尋ねください。
    現在、こうした定期的な検診とプロフェッショナルクリーニングを合わせて一種の治療と捉える考え方からSPT(サポーティブセラピー)と呼ばれるようになりました。SPTは国にも全身的な健康への効果が認定され、健康保険で行うことが可能になっています。
    厚生労働省も推奨するSPTで健康を守りましょう。

妊娠中の方の歯科健診

  • 妊娠中の方へ

    妊娠中はホルモンバランスが乱れやすいため、歯茎の腫れや歯肉炎が起こりやすくなります。つわりがひどい時期は、歯ブラシをくわえるだけでも吐き気をもよおすこともあるでしょう。虫歯にもなりやすい時期ですから、安定期に1度健診を受けていただくことをおすすめします。

当院は歯科衛生士も担当制です!

当院には歯科衛生士が多数在籍。治療の補助をする歯科助手と歯科衛生士の違いは、歯のメンテナンスのプロフェッショナルであるところなのです。
歯科医院で歯科衛生士が行うクリーニングは「PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・ティース・クリーニング)」と呼ばれ、専用の機器を使い、普段の歯磨きでは落としきれない歯肉や歯石をきれいに取り除きます。
このPMTCと定期的な検診により、全身的な健康状態を大きく向上されることが、いくたの研究で明らかにされました。厚労省からも正式にその効果が認定されています。
こうしたPMTC+定期検診はSPT(サポーティブセラピー)と呼称され、保険診療として行えるようになりましたので、ぜひ皆様の健康増進としてお役立てください。
さらには歯磨き指導を行うことも、歯科衛生士の大切な役目。歯磨きの癖や歯の並び方を確認することで、患者さんに適切な歯磨き方法を指導します。
そして患者さんがどれだけメンテナンスを行っているかを把握するためにも、当院では医師同様に歯科衛生士も担当制を採用。歯科衛生士の在籍数が多い当院だからこそ、このような丁寧な指導が行えるのです。

歯周病治療

当院での歯周病治療

歯周病治療

歯周病は、虫歯とはまた違う原因菌が歯と歯肉の間で繁殖し、感染をおこす病気です。細菌は奥深くまで少しずつ侵入し、最終的に歯を支える骨を溶かし、歯を喪失させる大きな原因となります。 この病気の恐ろしいところは、重症になるまで症状に気づきにくいこと。気づいたときには手遅れになっているということも少なくありません。
ゆえに、定期的な検診が重要になります。

初期~中度の歯周病治療

歯周病治療は、進行具合によって異なります。初期のころであれば、スケーリング、ルートプレーニングという方法で歯石を取り除きます。歯石は名前の通り、歯垢が石のように固まっているので歯磨きでは取り除けません。まず、この歯石を専用の器具を使って取り除きます。それから、細菌が再び付着しないように表面を滑らかにします。歯周ポケットの奥深くまで治療しますが、麻酔をするので痛みを感じることはありません。

重度の歯周病治療

症状が中期以上になってくると、外科的に、歯の根を露出させて歯周ポケットや歯の根の表面に付着した歯垢歯石を取り除いてゆきます。フラップオペレーションと呼ばれる手法です。もちろん麻酔をしているので痛みを感じることはありません。

歯周再生治療

歯周病がかなり進行すると、歯を支えている骨がかなり溶けているので、組織を再生するために「エムドゲイン」という薬剤を用いて再生治療を行うことがあります。この薬剤は、歯が生えてくるときに重要な働きをするタンパク質の1種です。溶けた骨の周りに薬剤を注入すると、薬剤が吸収されていくとともに歯周組織が再生していきます。
まるで夢のような話ですが、診断とスタンダード化された、適切な症例選択が必要です。まずは専門医にご相談ください。

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